~ 車の防犯 ~ 車上荒らし(2)
前回に続き、車上荒らしのお話です。
その手口を参考にして、日々の防犯対策に役立てていただければ幸いです。
車上荒らしには2つのパターンがあると言われています。
あらかじめ特定の車だけ選んでするパターンと無作為にするパターンです。
あらかじめとは、その車に大量の貴金属類や多額の現金を積んでいると確信している場合のことです。
宝飾販売業者の車が狙われる確率としてはかなり高いと言われており、宝飾製造高の高い山梨県の車が被害に遭うケースが多いのです。
山梨県の車とは、山梨ナンバーの車でコストの問題から警備会社に頼むことがほとんどないために、こうした被害はあとを絶ちません。
1台あたり、5千万円から2億円分の宝飾品が積まれているということですから車上荒らしにとっては宝の車と言えるでしょう。
最近では、宝飾販売業者のほうも最新の情報技術を駆使した防犯システムを取り入れ始めているようで、その効果に期待が高まっています。
宝飾販売業者のように、宝飾品を積む機会は少ない私たちも、決して他人事ではありません。
車のドアさえ閉めておけば安全と思いこんでいる人も多いのですが、それだけでは安全ではないのです。
貴重品を運転席や助手席にのせ、トランクに金庫を保管しているような人もいますが、これはとても危険なことです。
貴重品は持って出ること、車のカギはしっかりかけること、そして少しくらいなら大丈夫という気の緩みを改善させること。
これらの基本的防犯ともいえる事柄をもう一度再認識しましょう。
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悩んだ末に選んで決めた愛車。
想いも深いでしょうし、長く一緒に付き合って、生活のパートナーとして使用していきたいと願うでしょう。
しかし、残念ながらも事故や犯罪に遭遇することもあるかもしれません。
事故に関して言うなら、もらい事故でない限り一瞬の自分の過信や不注意によるものであることが多いので自己反省すべき点もあるでしょう。
しかし、一番悔しいのは他人の行いで愛車が傷つけられたときですよね。
鍵をつけたままだったり、扉を開け放した状態で放置したのなら自己責任も多少問われるかもしれません。
しかし、きちんと鍵をかけて駐車していたにも関わらず車上荒らしなどに合ってしまったなら、本当に悔しいですね。
運が悪かったと諦めるしかないのでしょうか。
まずはそういったことが起こる前に、自分でできる防犯対策をしてみませんか。
こちらでご紹介した例はほんの一例です。
また、防犯対策は日々進化しています。
日頃からそういった情報に対して敏感になり、情報収集を心がけましょう。
人を疑いながら暮らすような生活は嫌ですが、昔のように鍵をかけずに外出できるような時代ではないのです。
割り切って防犯に努めましょう。
防犯意識こそが、犯罪の抑制につながっていくことでしょう。
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