~ 車の防犯 ~ 車の盗難(3)
前回に引き続き、車の盗難についてのお話です。
前回、イモビライザーという装置が防犯対策として有効というお話をしました。
今回は狙われやすい車について詳しくご紹介していきましょう。
被害台数の多い車としては、セルシオ、ランドクルーザー、クラウン、メルセデスベンツ、マークツー、ハイエース、タウンエース、パジェロなどが挙げられます。
この中で、一番狙われやすいと言われている車の一つが、ラウンドクルーザーです。
その狙われやすさから、車両被害件数が多く自動車保険の加入を断る会社もあるというほどです。
次に被害が多いと言われている車はセルシオで、日本でも若者に人気が高い車であればある程、海外の若者にも人気が高いということで狙われやすくなっております。
いずれも、プロが盗む車ですから、100パーセント確実に売れる車が選ばれているということです。
昔の日本の車両盗難と言えば、いたずら目的がほとんどでした。
車を乗りまわす程度のいたずらをするために盗むことから、現在では売買を目的とした国際的な犯罪へと移行してしまいました。
プロの窃盗団が、アジアやロシアやヨーロッパなどで売りさばいているのです。
日本ではこれまで、車の防犯に対する意識が低かったために、特に防犯対策をとっておらず窃盗団には狙いやすい国と評価されているようです。
これは規制緩和により、車両の国外持ち出しの手続きが書類ひとつで済ませられるようになったということでこの手軽さも原因となっているのではないでしょうか。
自分の車だけは大丈夫とは言えない事態となってきているのです。
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悩んだ末に選んで決めた愛車。
想いも深いでしょうし、長く一緒に付き合って、生活のパートナーとして使用していきたいと願うでしょう。
しかし、残念ながらも事故や犯罪に遭遇することもあるかもしれません。
事故に関して言うなら、もらい事故でない限り一瞬の自分の過信や不注意によるものであることが多いので自己反省すべき点もあるでしょう。
しかし、一番悔しいのは他人の行いで愛車が傷つけられたときですよね。
鍵をつけたままだったり、扉を開け放した状態で放置したのなら自己責任も多少問われるかもしれません。
しかし、きちんと鍵をかけて駐車していたにも関わらず車上荒らしなどに合ってしまったなら、本当に悔しいですね。
運が悪かったと諦めるしかないのでしょうか。
まずはそういったことが起こる前に、自分でできる防犯対策をしてみませんか。
こちらでご紹介した例はほんの一例です。
また、防犯対策は日々進化しています。
日頃からそういった情報に対して敏感になり、情報収集を心がけましょう。
人を疑いながら暮らすような生活は嫌ですが、昔のように鍵をかけずに外出できるような時代ではないのです。
割り切って防犯に努めましょう。
防犯意識こそが、犯罪の抑制につながっていくことでしょう。
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